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 瓦の基礎知識

ここでは瓦についてできるだけ分かりやすく説明させていただきます。日常の中でも比較的なじみのある瓦にも様々な種類が存在することがお分かりいただけると思います。

瓦の種類 

陶器瓦


三州瓦(陶器瓦)
三州瓦(陶器瓦)

釉薬瓦とも呼ばれるいわゆる粘土瓦の一種です。粘土を瓦の形にかたどったものの上に釉薬をかけて、高温にて窯の中で焼き上げた瓦を指します。

俗に言う日本の三州瓦・石州瓦・淡路瓦の三大瓦はこれに属します。

ただし形は様々で、和形・平板・S形等があり、住宅デザインに合わせて使い分けられます。

釉薬によって色にバリエーションを出すことも可能です。ちなみに同じ陶器瓦でもいぶし瓦という少し違う工程で焼き上げる味わい深い色の瓦もあります。

セメント瓦


セメント瓦(コンクリート瓦)
セメント瓦(コンクリート瓦)

コンクリート瓦とも言われ、主にセメントと砂からできています。一般的には表面に塗装をして使用されます。

塗装することで、ほとんどの色が表現できるというメリットの反面、塗装が剥げたり、セメントが脆くなりやすいなどと耐久力がないのがデメリットです。

スレート


石綿スレート
石綿スレート

主にセメントと繊維からできており、セメント瓦と同じように表面に塗装をして使います。

ここでその繊維にアスベスト(石綿)を使用したものを特に石綿スレートと呼び、現在では製造が禁止されているものの、未だに屋根材として使われたままになっているケースが多く見られます。

通常の瓦と比較して重量が軽いなどのメリットがあります。しかしながら、こちらもメンテナンスが必要など、耐久性で劣るため主にプレハブなどに使われるケースが目立っています。

三大瓦について 

三大瓦とは


日本の瓦の主な生産地は、愛知県の三州瓦、島根県の石州瓦、兵庫県の淡路瓦で、これらの産地が瓦の全生産量の約85%を占めています。良質の土が産出されることがこれらの産地を発展させた理由ですが、特に愛知県は瓦はもとより瀬戸物、常滑焼など陶磁器の産地として非常に有名であることから、いかに優れた粘土がとれるかお分かりいただけると思います。

その三大瓦のうち、以下でご紹介する三州瓦は、瓦生産全体の約60%のシェアを誇っていますので、高品質の瓦が流通面や価格面において安定的に供給されています。
 

三州瓦の魅力


瓦が地震に弱いと思い込まれている方もいまだにいらっしゃるようですが、阪神・淡路大震災の時も、問題となったのは住宅の構造自体です。基礎から住宅の骨組がしっかりしていて、定期的にメンテナンスさえすれば何も問題はないといえます。

近年は屋根材としてガルバリウム鋼板などの軽くて、丈夫な素材も人気を集めていますが、三州瓦をはじめとする陶器瓦は、原料が自然の粘土だということが重要です。これは当然、リサイクルも可能な地球に優しい屋根材であることを意味します。
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